英語で悪口の言い方、どれだけ知っていますか?

ネイティブが使うような英語の悪口をどれだけ知っていますか?

自分の国の言葉でならこういう悪口も知っているし言えるけれど、英語ではどう言うのだろう。英語の悪口の言い方ってわからないなぁという経験は英語学習者なら誰しもあるのではないでしょうか。

ネイティブ英語の悪口や人を罵る言葉はハリウッド映画や海外ドラマでも頻繁に耳にすることができます。悪口や罵り言葉は英語では”Swear Words”(スウェアワーズ)、”Dirty Words” (ダーティワーズ)、”Curse Words”(カースワーズ)または”Bad Words”(バッドワーズ)と呼ばれています。

これらの言葉は、本来言ってはいけない言葉であり、いえば相手の尊厳などを著しく傷つけてしまう言葉です。そしてそういうことを理解した上で知っておいてほしい言葉でもあります。自分では使わないことが一番ですが、悪い言葉を全く知らず、禁句だとわからずに使ってしまったりするのも問題です。知っているといないのでは受け取り方が大きく変わる言葉も中にはあります。

ここでは、そんなアメリカ英語の悪口表現とよく使われる場面についてご紹介します。

 

「誰かの悪口を言う」英語表現

悪口は誰しも喜んで聞きたいものではありませんが、噂話や愚痴は避けられないことが多いものです。 下記3つの表現はいずれも「誰かが誰かの悪口を言う」と言う意味になります。

Say bad things about someone/something

誰かの・何かの悪口を言う。

Tom said bad things about his ex’.

トムが元カノのこと悪く言ってたよ。

 

Talk behind someone’s back

直訳すると「誰かが背中を向けている間に話す」となりますが、陰口を言うという意味です。

Enough!!  Stop talking behind my back!

いい加減、影でこそこそ悪口言うのやめてよ!

 

Call someone names

これはネイティブがよく使う表現です。直訳すると名前を呼ぶ、と言う意味合いになりますが、ここで注目してもらいたいのはnames の部分です。本来名前は一つですが、複数形になることで、複数の名前で呼ばれる、つまり悪口を言われると言う意味合いになります。

They make fun of me and call me names!

あいつら悪口言ってわたしをからかうのよ!

 

Names will never hurt me !

悪口言われたって痛くもかゆくもない!

 

絶対に使うのを避けたいFour Letter Words

留学していた時にESLの先生から意味がわからないうちは絶対に使うべきではないFour letter Words を教えてもらったことがあります。最近では文字数は関係なくこう呼ばれていますが、代表的な悪い言葉であるF*ckやSh*tなどが4文字であったことから生まれた言葉だと言われています。

Bワード

B*tch(ビッチ):

  • She is a B*tch!!「あの子って最悪・嫌な奴。」

もとは売春婦や雌犬と言う意味を持ちますが、性格が悪いと言う意味合いでも使われます。女性に対する最悪の侮辱言葉です。稀に親しい女性同士が親友と言う意味合いを持って使うこともあるようですが、あまり普通にする表現ではありません。アメリカではもっと強い侮蔑を伴った意味になりますので、あまり気軽に使わないようにしましょう。

 

Cワード

C*nt(カント):

  • You c*nt!「このばかたれ!・このくそ野郎・くそ女!

元々は女性器を意味する言葉ですが、女性に対しても男性に対しても使うことができる表現です。しかし人間をけなす言葉としては最大に下品で無礼な侮辱言葉の一つになります。

特に男性が女性にこの言葉を発した時は一生嫌われるでしょうし、かなり険悪なムードになってしまうでしょう。この言葉が出ると言うことは、使った側も相当怒っている状態なのでしょうが、見識ある方はまず使わない表現です。個人的には映画やドラマ以外では誰かがこの言葉を使っているのを聞いたことはありません。

 

Fワード

F*ck(ファック):

  • F*ck you「くたばれ。/死んじまえ。」
  • Fucker   「この野郎。」
  • F*ck off.  「うせろ。/どっかいけ。」
  • What the f*ck.「ちくしょう!!」
  • F*ck if I know.「知るか!」
  • Don’t F*ck with me!「ばかにするなよ!」

もともとは セックスをすると言う意味で使われていましたが、今では自分の怒りを表現する時や相手を最悪に罵ったり侮蔑する時に使われることが多くなりました。 日本でも広く知られている英語表現の一つではないでしょうか。

特に

“F*ck you.” は死んでしまえという “Go to hell.” に近い言葉になります。映画やドラマでは本当にたくさん出てくる言葉なので、気軽に使ってしまっている英語学習者さんもいるかもしれませんが、本当に強い意味をもつ言葉なので軽々しく誰かに言ってはいけない言葉の一つです。下手に使うとすごく失礼で友達関係も失いかねない言葉です。

アメリカではこのFワードは放送禁止用語になっているので、出演者からこのワードがでた時は「ピーー」と言う効果音が入って消されています。

 

Sワード

Sh*t (シッツ):

  • Ohh Sh*t.「ああ、なんてこと!」
  •   Holy Sh*t.「すっげー!/ちくしょう!」
  •    You’re such a sh*tbag. 「あんたほんとくそばかだわ」
  • Eat Sh*t and die.「くそ食って死ね」

汚い話ですが、本来の意味は排泄物の大きい方、うんこを表しています。何かに驚いたり、予想してなかった失敗をしてしまった時などによく使われる表現です。日本語の「くそ!」「くそったれ!」と同じような意味で使われています。

 

Nワード

N*gger(ニガー)N*gga(ニガ)Negro(ネグロ):

  • What’s up, N*gger?「調子はどうだい、兄ちゃん。」

黒人を人種的に差別する言葉として使われていました。アメリカのラップなどでよく歌われているので、軽く使ってしまいそうな言葉ですが黒人ではない人が使うと差別主義者と思われても仕方がない用語ですので使わないように気をつけましょう。

特にアメリカは多くの人種が混在していますので少しでも差別的な要素を含んで使われていたことのある言葉にはとても敏感で繊細なのです。

 

日常で見られる英語の悪口表現

嫌味ないいまわしの悪口英語

英語も日本語と同じように言い方次第ではすごく嫌味な悪口になる表現があります。皮肉めいたフレーズはその言葉だけでは判断できませんので、状況や発言者の言い方などで嫌味かそうでないかを判断する必要があります。

Thanks for your help.(お手伝いどうも!)

この言葉も普通の状況だとただ単にお礼を言っているだけなのですが、状況やイントネーション次第ではすごく嫌味な言い方になってしまうのです。お節介を焼かれた時や何かを邪魔された時なんかに嫌味を込めて言えば悪口になってしまいます。例えば買ったばかりのコーヒーを持ってエレベータに乗ろうとしたら、誰かが走り出てきて自分にぶつかってきました。コーヒーは自分にかかるし、相手は謝らずに去っていく。そんな迷惑をかけられた時に相手に向かってThank you! / Thanks for your help!/ Thanks a lot!/ Thank you very much!! などと強く叫ぶことで嫌味を込めた悪口になります。

 

Very Funny.   (はいはい、おもしろいねー。)

普通に聞くと面白いねーで済む言葉なのですが、ここでは相手の話がとってもつまらなかったり、何度も何度も同じ話を聞かされたりしてうんざりした時に返す嫌味な言葉です。面白くなさそうな顔でわざとThat’s very funny. と言うことで嫌味な言葉になり相手のおしゃべりにストップをかけることができるかもしれません。

 

相手を見下す表現の悪口

日本語のバカやアホのように、相手を自分より劣ったものとして扱う代表的な悪口の言い方とお決まりの表現です。

Idiot, Stupid, Moron, Jerkどれもバカと言う意味を持ちます。

しかしこの三つは使いかたが違います。

Idiotは比較的日本のバカに近い表現でよく使われています。You idiot!!「ばーか。」と比較的軽く相手を貶す時に使われています。

Stupidは知識や常識がないばかと言う意味で使われます。Are you stupid?「バカだな!」と上と同じ訳になりますが細かい意味を知ると同じ日本語訳になっていても受け取り方が変わってきませんか?

Moronはもともと知恵の発達が遅い人をさします。You moron!「このまぬけ!」など意味としてはまぬけやバカと言う訳になりますが、この悪口は強い侮蔑と差別を含んだ意味になりますので使わないほうが良いです。

Jerkもバカや間抜けと言う意味を持ちますが、もっぱら女性から男性に対して使われることが多い蔑み表現です。He is a jerk.(あいつは最低な馬鹿野郎よ!)などわがままで自分勝手な人に対して言うことが多いです。

 

Wimp, Whiner, Loserは相手を蔑む時に使う悪口です。

Loser はもともと敗者と言う意味を持ちますが、ここではよく失敗する人や人生で負け組に回ってしまった人などに無能でかっこ悪いと思う相手に対して使われます。 You are such a loser.「なんてうだつの上がらないやつなの。」

Wimpは弱虫で自信がなさそうな相手に対して使われます。Stop crying, you wimp. 「泣くのやめなよ、いくじなし。」

Whiner よく弱音を吐く人という意味を持ちます。you are a whiner「めそめそしてばっかりね。」と泣き言ばかり言う人や不平不満の愚痴が多い人に対し使われます。

 

相手に対して嫌悪感を表すときの悪口

Creepy

薄気味悪いとか鳥肌が立つような気持ち悪さや恐怖を表す時に使います。

That man is creepy.(あの人なんか怖い。)など異常なものや人に対しての嫌悪感を表す時に使います。

 

Annoying

日本語で言ううざいやムカつくと言う悪口です。

The girl next door is really annoying me.「隣の子がすごいウザいんだよね。」と言う風に人に対しての怒りや苛立ちを表現します。

 

Disgusting

気持ち悪いやウザいと言う意味を持ちます。

文脈によってキモい、最悪、気色が悪いと変化しますが、

I can’t stand him anymore.  He is so disgusting.「もう我慢できないわ!あの人本当に無理!」

というように、どちらかというと生理的に受け付けない不快感を表す悪口になります。

 

映画やTV でよく聞く悪口

Piss Off! 「うるさい!」「どっかいけよ!」

これ単体で使う場合は、”Go away!”の 「出て行って!」と同じ意味になりますが、これよりもとても強い言い方になります。喧嘩をした時によく使われるフレーズです。また、”You Piss me off!!”「もう頭にきた!!」などの言い方も怒った時なんかに比較的よく使われる言い方です。

 

Go to hell! 「くたばれ!」「だまれ!」

直訳で「地獄に行ってしまえ!」という意味になります。怒った時によく使われるフレーズの一つです。アメリカ人は驚いた時などにも”What the hell…”などhellを使った表現をよくしますが、いずれにしろ綺麗な言葉遣いではないので、仲の良い仲間内の会話のだけに留めておきましょう。決して目上の人には使わないように!

 

Screw you!「くたばれ!」

F*ck you と同じ意味になりますが、Fワードほど禁句とされてはいません。とても腹がたつなど苛立ちを表す時によく使われます。

 

You suck 「お前最悪だよ。」

最悪な時や非常にムカついた時に苛立ちを表す意味で使われます。ライブで下手なプレイを聞いた時にDude you suck !「下手くそー!。」という叫びを聞いたことも。また何かがうまくいかなかった時にThat sucks!「うわついてないわー。」と言うこともあるように人にも物にも使えます。

 

kiss my ass「くたばれ!」

直訳するとおしりにキスしなと言う意味になりますが、意味はふざけるなとか消え失せろなどと言った非常に下品で侮蔑的な悪口になります。怒った時や相手を挑発する時につかわれます。お尻つながりで Assholeと言う悪口もあります。こっちはろくでなしや嫌なことをしてくる相手に対し”He is an asshole.”「やなやつ!」”You asshole!”「くそったれ/ 馬鹿野郎!」という意味で使います。男性に向けて使うことがほとんどで、女性にはビッチが多く使われます。

 

She is a slut.  What a whore/hooker.(彼女はふしだらな子だ。)

Slutも WhoreもHookerもあばずれとかふしだらな女と言う意味を持ちます。B*tchとは何が違うかと言うと、B*tchはどちらかというと性格が最悪で最低な女を指し、自分の気に入らない女性に対し使われます。Slutは尻軽、whore やHookerは売春婦と言う意味を持ち、性的にふしだらな女と言う侮辱の表現になります。 She sleeps with everyone! She is such a slut!「あいつは誰とでも寝る、軽い女だよ!!」いずれも大いに悪意のある言葉ですので使い方には気をつけましょう。

 

ネットやテキストで使われる悪口表現

ネットでよく使われるスラングを集めてみました。いずれも強い表現ですので、友人間で使うよりはネットなど直接知らない相手に対して使われる表現です。

STFU(黙れ) Shut the f*ck up.

GTFO(出ていけ) Get the f*ck out.

WTF(なんだそれ)What the f*ck. / What the hell is going on here.

WTH ( なんだそれ)  What the hell.

上よりも若干柔らかい言い方で宗教的な観点などからf*ckなどを使えない方がする表現です。

 

英語の悪口表現は日本語よりもシビア

たくさんのアメリカン英語での悪口表現を紹介しましたが、このような”Swear Words”は映画やドラマの中では当たり前のように使われていますし、かっこいい英語表現のように聞こえますが、実際にはあまり聞くことはありません。

むしろ、子供の教育現場や仕事場などといった公共の場ではこのような言葉を使うだけで、罰せられることもあります。どうしても使わなければならない場合もFワード(F*ck)やSワード(Sh*tなど)と短縮を用い言葉そのものを発音しないようにします。また、子供達が授業中などに使ってしまった場合は”Quiet Time”と言って、一人教室の隅っこで背を向けて数分過ごし反省を促す罰を受けることになります。

私がアメリカに留学していた時、授業中にある生徒が”Swear Words”を使ってしまったことがありました。先生に対してではなかったのですが、その生徒はすぐ様その教室から退席するように言われ外にだされたことがありました。言葉の教育への真摯さにとても驚いた記憶があります。

英語を勉強している人にはこう言った悪い言葉もとても魅力的に写ってしまうのはわかります。私の留学中は特にESLのクラスメイトがこのような”‘Swear Words”を頻繁に使っている場面に行き当たることが多々ありました。しかし”Swear Words”の日本語訳は正確に意味を訳しきれていません。それこそ上で挙げたような「くそ」とか「くたばれ」などの訳はまだやわらかい表現なのです。

日本語ではアメリカのネイティブが使うに匹敵するようなひどい悪口といえる悪口はあまりない気がします。それほど強い意味合いをもつ侮蔑言葉なので、面白半分で使わないようにしたほうがよいでしょう。友人間ですら、こうした言葉遣いをひどく嫌う人はいます。人種のるつぼと言われるアメリカでは自分が使う言葉には気をつけないといけません。

思いがけず使ってしまった場合は、

Excuse my language …. (フォーマルな言い方)

「汚い言葉を使ってごめんなさい。/汚い言葉で失礼。」

Excuse/ Pardon my french…(カジュアルな言い方)

「汚い言葉を使って、失礼。」

I take that back.

「さっき言った言葉を取り消すよ。」

などと言い失礼を詫びるのが一番ですが、やはり英語を学習中の間は英語で悪い言葉は口にしないほうが良いと思います。

 

Group 2@3x

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。

人気記事

まだデータがありません。