お店もお客さんも安心!素敵な英語のメニューの作り方

レストランのメニューはお客様との関係を繋げるにあたりとても重要なものです。なぜなら、メニューは時に一番最初にお客様を迎えるお店の重要な看板の一つでもあるからです。よく考えられたメニュー表はお客様をお店につれてきてくれます。

2020年には東京オリンピックが開催されることもあり、様々な国から旅行客が来ることも期待されています。しかしながら英語はまだまだ日本では使いやすい言葉とはなっていません。

日本食は世界にとってユニークで美味しいと評価の高い食文化です。小さな居酒屋から高級な会席料理まで、味や見た目も様々で数多くの人を魅了し続けています。それだけに、日本語と英語のコミュニケーションの難しさだけでお客様に敬遠されてしまうのはとてももったいないことですよね。

英語ができる人にもできない人にも良い味方になるのがよく考えられたメニュー表です。よくデザインされた英語のメニュー表があるだけで、そこで働くスタッフにも、またそこを訪ねて来るお客様にとっても素敵な架け橋となります。

http://www.publicdomainpictures.net/view-image.php?image=166510&picture=&jazyk=JP

良い英語のメニューって?

あなたが海外旅行に行って、レストランに入った時メニューに載っている料理が一体どんな食べ物なのかが全くわからず困ったことはありませんか?全てが意味のわからない文字で、何が入っているのかもさっぱり。サーバーさんに聞こうにも言語の違いで何を言われているのか分からない。適当にオーダーしてみたら、自分の想像とは全く違うものが目の前に並んでしまったり。

旅行先の特別な雰囲気の中で選んだご飯が自分の想像していたものと違っていたら落ち込んでしまいまいますよね。特に、周りは美味しそうに食べているのならなおさら、自分だけ外れくじを引いてしまったような気持ちになってしまうのではないでしょうか。海外から日本に旅行に行ってこのような経験をした方も少なからずいるようです。

英語のメニューをお店に置くことは、日本語を話せないお客さんにも英語が不得意なお店側にも様々なメリットがあります。

お客様のメリット

  1. スタッフに英語で一つ一つ説明してもらわなくてもよくなる
  2. 簡単に注文できる
  3. 自分の気に入ったものを選べる

お店側のメリット

  1. お客様を増やせる機会が上がる
  2. 仕事に均等に時間を回せる
  3. スタッフに英語の心構えができる

つまりよい英語のメニュー表とはお客様にわかりやすく、注文しやすい、そして同時にお店のスタッフへの負担が少なくなるメニュー表です。

良く考えられたレストランメニュー表のポイントは3つ

  1. 注文しやすい
  2. 見やすい
  3. 安心して注文できる

1 注文しやすいメニュー

https://www.flickr.com/photos/dannypigart/6327110364

番号やアルファベット表示

メニューの各料理の前にアルファベットか数字を書いておくと注文する際に便利です。お客様には日本語の発音が難しく、うまく発音できないこともあります。その時にアルファベットか番号を前に書いておくと、気軽に注文でき気持ちも楽になると思います。またスタッフにとっても発音が聞き取れず聞き直す行程を少なくすることができます。ここでアルファベットを提案しているのは、番号だと注文数と間違えて聞いてしまうことがあるかもしれないからです。番号での表記の場合はNo1,No2という形にすると注文の際に注文数との混乱を避けることができます。

料理名を英語に翻訳する

ここで重要なのはGoogle翻訳ではなく、英語の知識が深い人に自分の料理の翻訳をしてもらうことです。Googleも性能は上がってはきましたが、まだ直訳でしか意味を翻訳しきれておらず、変な英語になっていることもあります。食品でないなら笑うだけで済みますが、誰しも自分が口にするものの中身はきちんと把握しておきたいと思うはずです。英語に造詣の深い方に訳してもらい料理の雰囲気を英語で表現してもらうほうが、しっかりとしたお客さんをつかむことができます。

例えば、かりかりのからあげ、新鮮とれたてのお刺身などの美味しそうな食感や表現をおりまぜた単語を使い美味しさを表現します。

Crispy 「カリカリ」Crispy Chicken Karaage カリカリの唐揚げ

Crunchy「サクサク、パリパリ」Tart and Crunchy Rakkyo Pickles 甘酸っぱいらっきょの漬物

Creamy「柔らかい、クリーミーな」Creamy Ramen

Spicy「辛い」 Sweet and spicy  Chicken Wings 甘辛の手羽先

Savory 「香ばしい、風味のある」Savory Chicken 香ばしいチキン

Buttery「バターのような、滑らかな」Buttery Biscuits バター薫るビスケット

Rich 「こってりな、濃厚な」Rich Mushroom Gravy 濃厚なマッシュルームグレービーソース

Fresh「新鮮な、粋の良い」Fresh Veges   新鮮な野菜

Local「地元の」Local food  地元産

Authentic「本場の、本物の」Authentic Italian Minestrone 本場イタリアのミネストローネ

Assorted 「もりあわせ」 Assorted Sashimi 刺身の盛り合わせ

3−5単語程度のできるだけ短く、覚えやすような料理名を英語で探すか作ってもらうとよいです。見つからない場合はそのまま日本語を英語として使い、20単語前後の説明文で簡単にどんな料理なのかを補足しましょう。

Katsu-don ( a bowl of rice topped with a deep fried pork cutlet, egg, vegetables, and condiments.)

カツ丼(丼のご飯の上に揚げたカツと卵と野菜と薬味をのせたもの。)

2 見やすいメニュー

https://www.flickr.com/photos/basheertome/6785217165

おすすめマークをつける

ぶらり旅でふと思い立った店に立ち寄る楽しさやワクワク感もありますよね。観光でいらした方がふらりとお店に入って来た場合、そのお店でどんなものを頼んでいいのか分からない、といったこともあると思います。そんな時に、その店の”一番人気メニュー”や”店のシェフのおすすめ”などが見やすいマークで表示されていたりすると、注文もしやすくなって良いと思います。

イラストや写真の掲載

海外から日本に観光に来た方々にとってレストランで一番気になることは、自分の注文する料理がどんなものになるのかということだと思います。旅行先でどんな食事を食べたのかを友人やフォロワーへ報告するSNSのインスタ映えのために、見た目や料理内容を気にする人ももちろんいます。しかし、異国に来て普段食べない料理にチャレンジするのはとても勇気がいることです。その点、見た目がどのようなものかあらかじめ写真やイラストで分かっていれば内容の予想もつきやすくなり、注文もしやすくなります。

海外のお客様が日本のユニークさを喜ぶ一つに、レストランの食品サンプルがよくあげられていますよね。これは見た目の精巧さもさることながら、異国のレストランでこれから自分がどのような食事をとるのか把握できる安心感もあるのだそうです。メニューの料理名を見ただけでは何かも想像すらつかないお客様にとって、こういった視覚面からどんな内容なのかを把握できる写真やイラスト付きのメニューはとても安心できるのだそうです。

3 安心と安全

https://pixabay.com/en/dishes-eat-fork-knife-food-798316/

簡単な表示で安心と安全を

スタッフに聞けば簡単に済むことですが、言葉が簡単に通じないもの同士だと意思の疎通が難しい時もありますよね。そんな時にすでにメニューに載っていたら嬉しい注意事項などがあります。表示するだけで、お客様にもスタッフにも安心と安全を配慮できます。

味について

特に日本の辛い味のもの(からしやわさびなど)、酸っぱい味のもの(お酢など)、甘い味のものにはメニュー横にその旨を明記するマークなどがあれば良いと思います。アメリカのいくつかのレストランでは特に味が辛いものや甘いものに対しすでにメニューの品物の欄の横に唐辛子マークで辛さの基準を知らせる印をつけたり、甘いというマークを表示をしてスタッフに聞くことなくお客様自身で判断できるようになっています。アメリカは移民が多いこともあり、すべてのスタッフが必ずしも流暢な英語を話せるとは限られておらず、スタッフとお客様双方の安心感を担うためではないかと思います。

ベジタリアン、肉、魚、などの項目分け。

日本ではあまり多くないかもしれませんが、海外ではベジタリアンやビーガンなどの菜食主義の方々も多くいます。その中でも肉は食べないけれど魚は食べられる方がいたり、またフルーツだけだったりと様々です。海外のメニューではそんな方達のためにすでに 鶏肉、豚肉、牛肉、魚、野菜のみ、などにセクションがわけられており、自分の趣向に応じてすぐに料理を選べるようになっています。できれば、肉と魚そしてベジタリアン(野菜のみ)の三つのセクション分けはしてあると良いと思います。特に日本では菜食主義に配慮されているレストランを探すのが難しいと聞いているので、その配慮がなされているレストランが増えればもっと客層も広がるのではないでしょうか。

具材の表記

菜食主義や宗教上の理由からある特定の肉や食べ物が食べられない方もいらっしゃいます。また、アレルギーを持っていて、特定の食品摂取が命に関わる方もいらっしゃいます。具材の表記をすることで、その方達へ安心と安全を示すことができます。自分の食べるものに気をつけている方々が、海外の食事で一番気を使うのはこの点ではないかと思います。言葉が必ずしも通じているかわからない不安も、具材などをあらかじめ英語で表記してあることで払拭することができます。

それにはできる限りどの国の方にもわかりやすいように表記説明されている必要があります。しかし、すべてを文字にすると、細々したとても見辛いメニューになってしまいます。そこで、ピクトグラムという、簡易化されたイラストをつかってアレルギー成分や内容物を表示しようという取り組みがなされています。

東京都の多言語メニュー支援ウェブサイト

http://www.menu-tokyo.jp/menu/pictogram/

東京都提供の多言語メニュー支援ウェブサイトです。それぞれの食材のイラストなどをダウンロードしてそのままメニューに貼れば良いので、とても簡単ですぐに利用できます。外国語メニューの作成支援もされているので、興味のある方は一度ご覧ください。

支払い方法

支払いの方法もメニューにわかりやすく載せておきましょう。支払いの部分でもめてしまうと、せっかく料理やお店の雰囲気が素敵でも台無しになってしまいます。ほとんどの場合、日本円での支払いという部分は問題ないと思いますが、表示されている金額が消費税込みかそうでないかくらいは表示があったほうが良いと思います。

クレジットカードでの支払いができる場合

We accept credit/ Master/ VISA card

現金のみの場合

 Cash(Japanese Yen) only

消費税について

**% tax included in a price(XX%の消費税込みです。)

XX% tax not included(消費税は含まれていません。)

円のみ対応いたします

(We) Accept Japanese Yen only.

メニューを英語に翻訳しましょう

英語でメニューを作ることを考えていらっしゃるのであれば上記のポイントを参考にしてくださると嬉しいです。海外のお客様は基本的に皆んなの集まっているところ、評価の高いところを検索してそこに集まる傾向があります。英語のメニューがあれば、ここは来ても大丈夫なお店ですよ、というシグナルを海外のお客様にも含めて送ることができます。言語が原因でおこる障害をできるだけ取り払うことで、スタッフも本来の接客サービスに集中でき、よりよいサービスを提供できることでしょう。ぜひ英語のメニューを用意して、より多くのお客様を迎えられるようにしましょう。

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