パーティなどで冗談を英語で飛ばして、人気者になってみたい、そう感じることはありませんか。
英語の冗談は、英語圏の人たちの文化や歴史が詰まった宝そのもの。
今回は、みんなを笑わせる冗談を紹介しますね!
掛け言葉を用いた英語の冗談
英語の冗談には、掛け言葉が頻繁に用いられます。
掛け言葉とは、「一つの言い回しで二つの意味に解釈できる言葉」です。
例えばですが、interestには「興味関心」という意味と「金利」という意味があります。この単語を使って文章を作れば、I have some interest in the bank interest.(私は銀行金利に興味がある)とできますね。
こういう冗談は英語に多数存在します。他のパターンも見てみましょう。
atmosphere
このatmosphereは「雰囲気」と「空気」の2つの意味を持ちます。しかも簡単に文章を作れてしまうので、手軽に使えますよ。
例文としては、こんな感じです。
A: Have you ever heard of the restaurant building on the moon?
B: Yes. The food is so delicious, but there is no atmosphere.
A: 月の上にあるレストランって聞いたことある?
B: うん。食べ物は美味しいけど、雰囲気がないよね。(空気がないよね。)
いかがでしょう?
例文には、「美味しい食事とは裏腹に、ムードを感じないレストランだよね」という皮肉の意味と、「月にあるレストランには、空気は存在しないよね」という一般常識的な意味とが同時に存在します。
確かに「月の上にあるレストランって、一体どんなレストランなんだろう?」と不思議に感じますよね。月に直接足を運べば、空気のないレストランを垣間見れるかもしれませんよ。
call me a taxi
今度は定番の冗談を。
動詞callの用法にまつわる冗談なので、文法の勉強にもなりますよ。
A: Excuse me. Please call me a taxi.
B: Sure. You are a taxi, sir.
A: すいません。私にタクシーを呼んでください。
B: もちろん。タクシー様。
おなじみの’call A B ‘で、「AをBと呼ぶ」ですね。
Aさんは「私にタクシー’を’呼んでくれ」と言いたいのだが、Bさんはそれを「私をタクシー’と’呼んでくれ」と律儀に解釈した、そんなオチのある冗談です。
もちろん、実際のコミュニケーションでは、call me a taxiと言ったところで、相手にタクシー呼ばわりされることはないので、安心してくださいね。きちんとタクシーを手配してくれますから。
ちなみにですが、私にタクシーを呼んで欲しい時は、Please call a taxi for me.と言えば確実です。
ナゾナゾのような英語の冗談
子供の頃、ナゾナゾにハマった経験はありませんか。「月に行くと、食欲がなくなるのはなぜ?」「空気がない(食う気がない)」のようなナゾナゾです。言葉の意味を考えてみると、「あ〜なるほど!」と納得するのみならず、立派な言葉遊びに感心するでしょう。
a bicycle
〜どんなに頑丈に見える自転車でも、立てないこともある〜
「立てない自転車なんて価値がないだろ」とツッコミが入りそうですが・・・
では、その自転車の実態とは・・・
A: Why can’t a bicycle stand up, mom?
B: Because it’s two tired!
A: ママ、どうして自転車は立てないの?
B: 2つのタイヤがあるからだよ。
このナゾナゾのオチ、気づきました?
Because it’s two tired!ですが、twoと同音でスペルの異なる単語とは?
Because it’s too tired!と言い換えてみましょう。「自転車は疲れすぎているからだよ」と取れるし、「自転車が立てない」と因果関係が紐づきますね。
the number one disappear
最後にちょっと難易度の高いものを紹介します。
A: How do you make the number one disappear, dad?
B: Add a “g” to it and it’s “gone”!
A: パパ、どうやって数字の1を消すの?
B: gを足せば、goneになるよ。
oneにgを足せばgone(去った)になりますね。
おまけ
How do you change a regular triangle into a regular pentagon by adding two straight lines?
(正三角形に直線2本を加え、正五角形にするにはどうする?)
ヒント:これは算数の問題ではありません。